-
お皿の額装です
- 直径25cm厚さ3cmの絵皿です。
- 鮮やかな青ときれいな絵柄のお皿です。海外で作られたものかと思いましたら、お客様が絵付けをされたと伺ってびっくり。
- お皿の額縁を作れるところが無くて、あちこち探されたとのお話でした。
- 当店では、もちろんお作りしています。

- 30mmの厚さを額装する材料となると、種類が限られてしまいます。
その中から今回選ばせて頂いたのは、背の高さが65mmある、木の目のきれいな焦げ茶のフレームです。
- 3mの材料から切り出して組み上げます。
- ガラス押さえの板と裏板を用意して、グリーンの別珍を張り込みます。
- 紺、赤、黒の別珍や、他の色の布も有るのですが、渋いグリーンの別珍が何でも良く合うので、使用する機会が多くなります。

- 重い絵皿を裏板に固定するには、透明なプラスチックのパーツを使います。
- こういったパーツはアメリカの製品が良く揃っていて、高さ3cmまで止めることが出来ます。
- 幸いご注文のお皿は3cmで肉厚も薄かったので、うまく止めることが出来ました。
- このような額縁をボックスフレームと呼びますが、作品を引き立たせるには
- ・作品に対する額縁の幅と大きさのバランス
- ・額縁の中での作品の位置(ガラス面からの距離)
- をほどよく決めることが大切です。
- ここが製作過程で一番神経を使うところです。

- 部分毎に仕上がったパーツを組み立てて、仕上げをします。
- 今回は、お皿を止めた裏板が額縁の裏面より少し前に出たので、裏板を二重にして、皿止めのパーツを隠すことが出来ました。
- 裏板には必ず紙か布を貼ります。ベニヤ板が露出していると、白い壁に長期間掛けて置いた時に、ベニアの灰汁が出て壁を黄色く染めてしまうことがあります。
- 裏の仕上げについては、最近考えることがあります。
- 海外の額装などを見ていると、簡単に紙を粘着テープで留めているものが多いのですが、日本では建具の感覚で板を使い、とても丁寧にきれいに仕上げます。
- 本来、埃等が入らなければよい訳なので、裏の仕上げはもっと簡単にしてコストを下げ、価格に反映させた方が良いのではないかと思います。
- 今のような時代ですので、必要に迫られ変わっていくのではないでしょうか。

- 完成です。
- 焦げ茶の額縁のしっかりした質感と別珍の柔らかさ、お皿の硬質な質感と鮮やかな色がマッチして、とてもきれいな額装に仕上がりました。
- 額縁には好みがあります。もっと豪華なものがお好きな方もありますし、反対にもっとシンプルなものがお好みの方もおられます。
ご注文時にご指示頂ければどのようにもさせて頂きますが、「作品を引き立てる」という本来の役目から離れてしまってはいけないと思いながら製作しています。
- 出来上がった額縁をお渡しして、喜んで頂けるのが一番うれしい瞬間です。
- なおこちらの絵皿の写真は、作者のご了解を頂いて掲載させて頂きました。