絨毯の額装です
- トルコのお土産だそうなので、トルコ絨毯でしょうか?
ペルシャ絨毯とトルコ絨毯の違いをネットで調べてみたのですが、なかなか理解が出来ませんでした。
手にとって比べてみれば分かるのかもしれませんが。
- 既に額縁に入っていたのですが、開けてみると片方のフリンジの部分に糊がべったりと付いていて
広がらない状態でした。
- フリンジの糸は本体との対比がきれいな物が多いので、糸を含めて全体を見せるように作ることも出来るのですが、今回は本体部分だけを見せるようにお作りすることになりました。

- フレームは受注時にお客様に見て頂いて決めてありました。
既に付いていた額縁は、ボリュームが有りすぎて、中身とアンバランスだったので
作り直すことになりました。
- 今回選ばせて頂いたフレームは、細身で細かい模様が入ったアジアンテイストのものです。
- 額縁は、作品の色、構図、質感に合わせて選びます。特にフレームのボリュームは大切で
中身とのバランスが取れないと、作品を押しつぶしてしまったり、貧弱な仕上がりになったりもします。
- フレームの用意が出来たので、次はマットの用意です。

- 絨毯のような物には、やはり布マット、中でも別珍のように毛足の長い布が良く合います。
- 最近は街の生地屋さんも減って、良質の別珍が手に入りにくくなりました。
特に額装用は、別珍ならなんでもと言うわけには行かないのが悩みの種です。
今回は、手持ちの中から落ち着いたグリーンを選び、マット紙に貼り込みました。
- 布マットだけでは、 絨毯が溶け込んでしまうので、金色のマット紙を用意。
- アメリカ製の渋い金マットです。こういう額装用品分野はアメリカ製品が充実していますので、
普段から目に付いた物はストックをしてあります。

- マットを作って作品と合わせてみたところ、今ひとつ絨毯の質感が出ません。
- そこで、金マットの剣先に、プラスティック製の硬質な刃先を付けることにしました。
こうすることで、柔らかい絨毯の質感が引き立ち、豪華な感じも出てきました。
また、立体感を出すために、布マットと金マットの間を5mmほど開け、濃い緑の布マットの奥に金マットと絨毯が見えるようにしてあります。
- 出来上がったマットと絨毯を張り合わせるのに、一工夫必要です。
- 絨毯の重さを支えたり、厚さを逃がすために細工をします。
普段から色々な物を額装している経験が、こんなときに役立ちます。

- 表面のアクリルと裏板を合わせ組み立てて、完成!
- 織物は直角が出ていない事が多くて、額作りは難しい場合が多いのですが、
今回の絨毯はきちんと出来ていて、作業ははかどりました。
- 絨毯と額縁とマット、それぞれの色がマッチして引き立て合っています。
- 絨毯の質感も良く出ています。
ここまで来るの試行錯誤を重ねて、時間も少々掛かりました。
- 出来上がった額縁をお渡しして、喜んで頂けるのが一番うれしい瞬間です。